読書日和03_「父が娘に語る経済の話」
こちらを読みました。
「この世の中には有り余るほどのおカネを持ってる人がいる一方で、何も持たない人がいるのはなぜだろう?」
この謎から話は始まります。
経済の行き着く先がどうなるか、考えていかないといけない。
マトリックスの世界、当時見たときは、映像の凄さだけで内容はよく理解できてなかった。
・マトリックスは機械が地球を乗っ取ったあと、人間を生かし続ける世界。
人間が地球の資源を使い果たし、唯一のエネルギーが人間の肉体。
人間は特殊な容器に入れられて植物のように水と栄養を与えられ、人間の代謝によって発するエネルギーが機械の動力源となっている。
しかし、人間は他者との関わりや希望や自由が失われると、すぐに死んでしまう。そのため、機械はマトリックスという世界をつくりだした。
マトリックスはコンピュータが生み出す仮想現実で、奴隷になった人間の脳にその仮想現実が映し出され、機械に乗っ取られる前の生活を頭の中で体験する。
人間は奴隷となり搾取されていることに気づかない。
・経済の始まりが、「余剰」によるもの。
・経験価値 < 交換価値
⇒人が利益を追求するようになったため
・農業革命→産業革命
・物に対して貨幣の量が相対的に減ると物価が下がる「デフレ」
・物に対して貨幣の量が相対的に増えると物価が上がる「インフレ」
・仮想通貨「ビットコイン」の総量は決まっている(上限2,100万ビットコイン、2023年のどこかの時点となる)
⇒総量が決まっていることで、物が増えるにつれて相対的に希少になり価値が次第に高まる。⇒物の値段は世の中の自動化による価格下落よりもさらに速いペースで一律に下がる。つまり価格デフレになる。
⇒1929年の金融危機は金の保有量に紐付けていたために起きた。